今回の記事は作者:鈴木ミニラ『おくのぽそ道』1 巻を読んだので、この漫画について思ったことやネタバレ含めた感想を書いています。
※この漫画のネタバレ含んでます。これから読む方はご注意してください。
『おくのぽそ道』あらすじ
あらすじ・内容
稀代の天才俳人・松尾芭蕉、SNS疲れでシモ専廃人化!「ご開帳 淑女の花びら プロの色」などと詠んでいる場合ではない!かつての己を取り戻すため、愛弟子・河合曾良と共に江戸を賑わすインフルエンサーとの交流を重ね、いざゆかん!おくのぽそ道へと!
感想・読みどころ
SNSが普及した江戸時代。
少し時代が進んだ江戸時代。江戸は機器の進歩と文明が進んだことにより近代的になり、江戸の人々の間ではEdotter(エドッター)というSNSが普及しているのでした。
この世界なぜか、江戸時代なのに
スマホやパソコンなどがあったり、建物にガラス窓があったりと近代的。
この漫画でいうEdotter(エドッター) はTwitterと同じで皆がコメントを投稿して楽しむものでした。垢BANもあったりします。
馬鹿な書き込みすると垢BANされるのはどこも一緒のようですね。江戸時代にバカッ◯ーで炎上のするのも現代的すぎて草生えました。
それとネットにはスレッドもあって
芭蕉の”シモの句”ばかり言うことからそのことを書き込みする輩もいましたね笑
芭蕉はそれみて傷ついてました。
個人のネットリサーチはきつい笑
スランプに陥いる松尾芭蕉。
かつて芭蕉は人気クリエイターが集う「UUUN(ウーヌ)」に所属するほど人気俳諧師。だが、度重なるプレッシャーによるスランプに…。詠む句もほとんどシモの句。Edotterも垢BAN。
そこで芭蕉と弟子の曾良はスランプ脱却の為、企画と称して旅に出ることになります。
たしかに芭蕉はスランプに陥って、普通の時はどうしようもないシモの句なんですが、誰かを元気つける時や重要な場面でちゃんとした俳句を詠むんですよね。

シモの俳句に「はなびらご開帳」はさすがにヤ〇い笑。
芭蕉は普段抜けているけどやる時はやる感じです。師匠がスランプに落ちているけどそれでも付いてくる弟子の曾良の関係もいいなと思いました。
ツッコミは大事ですね。
彼らのオチも面白い。
細かいところにも下ネタが隠れているのでよく読むのもおすすめです笑
芭蕉とは違うジャンルで活躍する人達。
江戸時代ということもあり、葛飾北斎、近松門左衛門、「め組」の辰五郎など江戸時代で活躍した人物が登場。
芭蕉と違うジャンルから芭蕉と曾良はスランプ脱却のヒントを得るため、1巻では彼らに会いに行くことになります。
たしかに芭蕉と違うジャンルなのですが、皆んなそこに熱意があって、その人物のその惹きつける物を見て芭蕉は学ぶわけですね。
美術的観点から見てエロと美学は紙一重ということを指しているのかもしれませんね。
芭蕉と曾良は奥の細道へ。
様々な人物によりスランプ脱却の復活の手がかりを見つけた芭蕉たち。
旅立ちの日、様々な人物から見送られた芭蕉と曾良は各地を回りながら旅をすることになり、行く先々で様々な人物と出会うことになります。
これから芭蕉と曾良は史実と同じで現代で呼ばれる「奥の細道」
を旅することになるのですが、奥の細道はかなり長いみたいです。
ちなみに江戸の深川(ふかがわ)を出発し、日光、松島、平泉まで行き、山形を通って新潟から金沢に入るルート。その後、敦賀(つるが・現在の福井県)に行って大垣に到着して伊勢に向かうまでが奥の細道。
距離にして約2400キロだそうです。
かなり長い距離歩くわけですけどこれから芭蕉と曾良の2人がどのように奥の細道を歩いていくのか気になりますね。
道中、どのような人物と出会うのかも気になりますね。
まとめ: 『おくのぽそ道』1 巻※試し読みはこちら
以上、『おくのぽそ道』1 巻の感想でした。
この漫画どこか芭蕉が詠むシモの句がエッのかどうしようもなさすぎて笑いました。
たしかにエロいことは言っていないのだけど俳句にエッロさを感じるくらい。
でも作中、エロいなコマはありました。葛飾北斎が女〇がタ◯に襲われる春画を書いていたり、UUUNの蔦屋の秘書の鶴と亀の濡◯場がちょっとありました笑
それでいて高尾太夫は可愛いですし。
それと江戸が今と同じで現代的すぎて笑いましたね。
馬鹿なことしてSNSで大炎上のするのってやっていることが…笑
江戸時代が近代化という背景に、そこにエロさとギャグが加わってかなり面白かったですね。これエロいの好きな人はかなり笑えます。