今回の記事は作者:片山陽介『株式会社 神かくし』2巻を読んだので、この漫画について思ったことやネタバレ含めた感想を書いています。
※この漫画のネタバレ含んでます。読む方はご注意してください。
『株式会社 神かくし』2巻 あらすじ
あらすじ・内容
「世の中には神隠しに遭ったほうがええ奴がおる…」
依頼した人間を不慮の事故に見せかけて消してくれるという会社「神かくし」。
振り込め詐欺グループにいた影井新太は足を洗い「神かくし」で働くことに…
会社の正体は意外なクライアントに人材を紹介する仕事だった!?
現世と怪異が交錯するダークサスペンス新刊!引用:Amazonページ『株式会社 神かくし』2巻 より
感想・読みどころ
事務員兼秘書の白崎が仕える理由。
社長が何故、この仕事をしているのか?気になった新太。ミノさんに白崎なら社長に詳しいことを聞くが、“白崎の地雷を踏まなよ“と言われる。共に白崎と行動する新太は、車内で白崎に社長について聞いてみるが…。
新太は社長が”なにか目的があるんじゃないか?”と考えるんですが、
それでも白崎さんはそんな社長について行く決めているみたいでした。
ちなみに白崎さんは神かくしに務める前は普通のOLだったみたいで、事務員さんなのに案件を契約したりと、仕事ができて自分でも“仕事はできる“と自負するほど。
そんな白崎さんも異形から社長に助けられたことから
あっち側からこっち側になり、“神かくし“に携わるわけですね。
この話で白崎さんの社長の信用具合が分かりました。
社長がどんなことをしようとも、
彼を支えるといったようでした。
普段、冷静そうな白崎さんが納品に怒りを著すという姿もカッコよかったですね。
格好の物件
母親に傲慢な態度を取る息子の一部始終が描かれたお話。何事にも傲慢な態度を取り、暴力を振られることに嫌気が差した母親は、“神かくし“を依頼することになる。
いかにも現代の社会問題を描いた話です。
家に篭り、昼夜逆転でゲームで怒号を上げ、
母親を呼ぶたびに「おい、BA◯」「バ◯ア」というひどい息子。
最後は「格好」なだけにという落ち。
スカッとする?ようなお話でその動物の生態からして、オチはなるほどと思いました。
大豊穣祭に捧げる御供物
かつて荒れ果てていた土地に救いを差し伸べた神さま他所様。他所神様を祀る神社のお話。
神主は祀る神様がどういったものか?が分からならずでいた。そんな神社を後継いだ若い神主が、50年に一度の大豊穣祭の儀式にて、株式会社 神かくしを通して、他所様を知ることに。
神主が50年に一度の大豊穣祭で儀式を行うことから、
その洞窟に祀れている神様の“他所様“の偉大さを知るという展開。
他所様自体も人々がイメージしている姿とは
かけ離れた神様が登場します。
なんかもう神々しいというような。
ちなみに最後は、若干に狂気が入り混じれ込んだギャグのような締め方でしたw
神主の成長の具合が伺えます。
神様のルール
株式会社 神かくし開業前の過去。社長と蓑浦(ミノさん)が異形による死◯処理の仕事を通して、初めて出会ったというお話。社長がまだ株式会社 神かくしを立ち上げる前のお話で、
仕事が異形による死◯処理ということから社長が本社の新人、
ミノさんが委託先の社員さんだった頃の過去。
社長とミノさんたちは異形に巻きこれてしまうですが、
ふたりでその異形を対処することになります。
異形と鉢合わせると過去の罪?を通して、目が線状にえぐり取られるといった感じ。
ここで社長の過去が判明するですが、
それは『株式会社 神かくし3巻』で明らかになりそうです。
まとめ:『株式会社 神かくし』2巻 感想
以上、『株式会社 神かくし』2巻 感想でした。
『株式会社 神かくし』第2巻を読みましたが、異形が出てくるのももちろんですが白崎さんの過去、ミノさん、社長の過去が描かれた巻でした。
怖い異形、神様、愉快な異形などさまざまな異形が登場しました。
読んでみると、神様にも異形にもルール。決まり事があるということが判明しました。
異形から回避する方法もありそうです。
次回は、社長の過去が判明するわけですが、それは『株式会社 神かくし3巻』で明らかになりそうです。次回が楽しみですねw
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