今回の記事は作者:片山陽介『株式会社 神かくし』1巻を読んだので、この漫画について思ったことやあらすじやネタバレ含めた感想を書いています。
※この漫画のネタバレ含んでます。これから読む方はご注意してください。
『株式会社 神かくし』1巻 あらすじ
あらすじ・内容
依頼した人間を不慮の事故に見せかけて消してくれるという会社「神かくし」。振り込め詐欺グループにいた影井新太は詐欺の仕事もままならないまま、先輩に連れられ、ターゲットの人間を消してほしいと「神かくし」に依頼するが、会社の正体は意外なクライアントに人材を紹介する仕事だった!?現世と怪異が交錯するダークサスペンス!
感想・読みどころ
神かくしに遭う人物を紹介するお仕事。
クライアントの”事情”で依頼した人間を不慮の事故として消してくれる会社「神かくし」。確実に人を消してくれる会社の正体は別クライアントに紹介して、
その人物を異形に喰わせるという会社。
元詐欺グループだった影井新太は、ターゲットされて株式会社 神かくし の社員になったことで、社員として働くことになります。ちなみにお給料は9万円だそうです。労災なし。有給なし。
異形を相手にするぶん、なかなかのブラック度合いが窺えますね笑

かなり危険な仕事なわりにお給料は安い…
悪いヤツを制裁されてスカッとする話が多いが…。
作中でターゲットになるのは人を使って美味しい想いをするような悪い、人を利用するような悪いヤツばかり。
悪いキャラは【神かくし】に遭うのでどこかスカッとする話ばかりですが、異形は登場するけど良い話もあります。
第3話でも父親からぞんざいな扱いを受けていた女の子が救われている話や、第5話の建設会社の会長が偉くなって、”偉い人物”になったけど、実は守られていたという話が良いなと思いました。

悪い人が制裁にあったぶん、
どこかで誰かが救われているような感じですね。
とにかく異形が怖いシーンがあるけど特定のキャラが幸せになるから少し怖さが半減されているような気がしますね笑。
社長曰く、触らぬ神に祟りなし。
この漫画に登場する異形たちはとにかく怖く、幽霊なのか、悪霊、妖怪なのか、神様なのか説明できない異形な怪物たちが登場します。そんな影井達は【神かくし】の仕事を通してクライアントにターゲットを紹介していくことになります。
作中、影井は異形の夢を見たことから社長に”この会社の関わっているアレ”について質問するのですが、
社長曰く人智を超えた相手だからこそ、影井に「触らぬ神に祟りなし」と”そっちの事情に関わるな”と言います。
異形も幽霊なのか、悪霊、神様分からないそうで人の思いや怨念が異形になって襲いかかるそうです。社長もミノさんも同じ人間だからこそ何も異形が怖いわけでもないです。

異形のセリフは「騙された」「おっおっ」「喰わせえ」
などその人が関係していることの言葉を放ってくるから尚更怖い。
それにフィクサー”片付ける者”の稲佐 調と社長やりとりから過去に異形と何かあったことが分かりますね。この異形関係の仕事は稲佐さんが紹介してくれるみたいです。
どうやら社長の師匠が稲佐さん。
まとめ:『株式会社 神かくし』1巻 感想
以上、『株式会社 神かくし』1巻 感想でした。
『株式会社 神かくし』第1巻を読みましたが、株式会社 神かくしのターゲットされた影井新太が社員になり、依頼者やクライアントを通して異形と関わっていくお話でした。
話はなかなか怖いけど【神かくし】という人智では説明できないことから、人のあり方、うわっとくる話や感情、心情などが際立っていて面白いストーリーと思いました。
こんなにもお金にがめつい社長の正体や異形の関係も気になりました!
これからどうなるのか気になりますね。
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