今回の記事は、 漫画アプリ「少年ジャンプ+」で読める 著者: 河本ほむら/羽田豊隆『幕末賭博バルバロイ』第1話を読んだので、あらすじと読みどころをネタバレ含めた感想を書いています。
※この漫画のネタバレ含んでます。これから読む方はご注意してください。
『幕末賭博バルバロイ』あらすじ
あらすじ・内容
時は幕末。江戸幕府創立から250年。戦を忘れた人々が争う方法は“ギャンブル”だった…。そんなある日、剣術道場の女師範である大御神甘楽は一人の男と出会う。名は豊臣秀。彼にはギャンブルの類まれなる才能があり、歴史を変えてしまうほどの大望があるのだった…。
感想・考察
賭け事で物事を決める世界。
時は江戸時代。江戸幕府創立により250年が経ち、皆が戦を忘れた江戸。
そんな戦を忘れた人々が争う方法はギャンブル。戦の代わりにギャンブルで物事を決めるようになった江戸で道場の娘、大御神甘楽は女性でありながらも、侍になりたいという夢がありました。
『幕末賭博バルバロイ』第1話より
江戸時代という時代のせいか、江戸時代は男尊女卑という男の方が女性に比べて尊重された時代だったので女性が侍になれなかったわけですね。
でも争いごとををギャンブルで決めるようになったにはギャンブルがこれからの出世街道という人も出てきたわけとか。
物語の序盤で将軍を賭け事で負かした女性が「徳川家茂」として、将軍になっているので、あの時代でもギャンブルで物事を主張できるわけですね。
なんか時代の先取りしてますよね。
侍を目指す甘楽に現れた謎の勝負師
そんな甘楽は、町にて勝負師の青年に「ギャンブルをやっていかないか?」と声を掛けられます。
青年は湯呑みを使ったギャンブルしますが、甘楽の動体視力でイカサマを見破やり、湯呑みを斬りつけてしまいます。
『幕末賭博バルバロイ』第1話より
少女は侍になる為に賭け事をする。
イカサマを見破ったで青年は甘楽に名のある侍だと言いますが、「町娘」だと答え、続けて青年に「女では侍になれないこと」を話します。
そのことを聞いた青年は甘楽のことを「江戸に剣名を轟かす」という賭けをします。
そして、甘楽はその賭けを受けたことから、将軍に仕える旗本であり、“日新一刀流”の山里頼隆が「丁半」をやっているという武家屋敷の賭け場に行くことになります。
『幕末賭博バルバロイ』第1話より
ここで青年は甘楽の家宝の刀を賭けるという恐ろしい手段を取ります。普通だったらこの賭け方は失敗なんだけど、イカサマを見抜く自信があったからこそ、この賭け場に行ったのかもしれない。
ちなみに調べましたが、確率論でいうと丁半のサイコロの出目で1番出やすいのが”7″の数字だそうです。
なので、丁(偶数)か半(奇数)で賭けるとしたら半で言っておくと勝てるらしい。確立ですけどね。
でもイマドキ丁半の賭け事なんてやる人いないのであくまで遊びの範囲になりますね。
イカサマを見抜き大金を当てる。
甘楽の家宝を賭けたことで青年は、賭ける時に山里の湯呑みのイカサマを見抜き、山里が旗本という立場を使い、さらに脅しをかけたことで大金を当てます。
そこでさらに脅しに出た青年は山里や部下によって口封じにされそうになりますが、甘楽が山里を切ったことで解決。
甘楽に「何者だ」と聞かれた青年は自身を豊臣秀と名乗るのでした。
ここでもこの青年は自身を異人と言い、賭け事してました。しかも異人は興奮すると目が赤くなるという特性付き。
自身を異人といい、豊臣と名乗ることから、異世界人なのか、それとも外国人なのかということですね。
豊臣という名もあることからこれは偽名かもしれないですし。もしかしたら異人はそのままの意味で異世界人かもしれないです。
お話が進むに連れて豊臣と甘楽はどんなペアになるのか気になりますね。
まとめ:幕末賭博バルバロイ第1話 感想
以上、『幕末賭博バルバロイ』の第1話 感想でした。
賭け事で物事が決まるという凄い世界観でなんとも面白そうな漫画でしたね。
僕も読んでいて面白かったですし、なんかもう江戸時代×ギャンブルという世界観が楽しかった。
読んでいて思ったのが、賭け事で将軍になった少女の徳川家茂も異人で豊臣と同じように異世界人の可能性があるということですね。
この漫画はあの賭ケグルイの作者の新作なのでお話的には将軍にたどり着くように将軍の家来や家臣を豊臣の賭けで倒していき、甘楽も協力しながら、困難を乗り越えていく感じです。
むしろ、賭ケグルイのような心理戦と顔芸に期待したいですね。
相手の精神をどのように折ってこの漫画のストーリーが進むのか期待!
これからどうなるのか気になりますね!
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