こんにちはケントゥ(@kenTOnozakki)です。
今回の記事は、「クマ撃ちの女」1巻を読んだので、あらすじと読みどころやネタバレ含めた感想を書いていきます。
クマ撃ちの女 1巻
あらすじ
小坂チアキ、職業・兼業猟師。
彼女が狙うのは、“日本最強生物”エゾヒグマ――! !
北海道を舞台に描かれる、命がけの狩猟劇! !
登場人物
•小坂チアキ
通称クマ撃ち、エゾヒグマの狩猟を活動している女猟師。野生生物の生態、野生植物、猟銃など、狩猟をするおいての知識が豊富。
•伊藤カズキ
チアキに密着取材するフリーライター。女性でエゾヒグマの狩猟しているチアキを本の題材として、面白いと思ったカズキは、彼女のヒグマの狩猟に同行をすることになる。
感想
今回、『クマ撃ちの女』1巻を読みましたが面白かったです。ここで感想や面白かった点を書いていきたいと思います。
クマ撃ちの女猟師とフリーライター(男)の物語
クマを撃ちの女猟師の小坂チアキが主人公。狩猟ガールのチアキを本の題材として面白いと思い、チアキの生き方に興味を持ったフリーライターの伊藤カズキが、密着取材でヒグマの狩猟に同行して、ヒグマに挑む命懸けの物語。
そもそもチアキさんは、女狩猟なんですが過去に一度だけクマを撃っただけで、伊藤カズキと出会った時点では、それ以降クマを仕留めていませんでした。
同行するカズキは、東京育ちで狩猟の密着取材の経験ない、体力がない、出版社を退職しばかりの冴えないフリーライター。
ギャラが払えるかは本の売れ行き次第。
それに実際、本が売れたらその10%渡すって言ってました。でもヒグマ撃ちに行って10%は少ない気がしますね。
そんなカズキは、北海道の自然の洗礼を受けながらも、ヒグマの狩猟を密着取材することになるんです。それにこの漫画、北海道の自然の知識や猟銃などのことが書いてあって、読んでいて、初めて知ったこともあって、そこが面白かったですね。
何よりもドラマ性があって面白いですし、ヒグマとの駆け引きがあって面白いですし、チアキさんが可愛いですよね。チアキさんガサツそうで狩猟の時、真剣なのは良いですよね。
日本最強生物のエゾヒグマを相手にするだけあって話が凄い。
自然について分かったことが多いし勉強になる
この漫画を読んでいると、実際に行かないと知らないことがあったり、ヒグマの狩猟で守らないといけないことがたくさんあって、初めて分かったことが多くありました。
山で沢の水を飲むとエキノコマックスが感染すること、
鹿が群れを成しているところは熊がいないこと、
鹿の生レバーも低確率でE型肝炎になるの可能性もあるから勝手に食わせてはダメだとか
北海道の山では毒性があるから鉛性の使ってはいけないこととか、スコープのズレは射撃場で観測しながら直さないといけないだとか、実際に知り得ない情報ばかりでした。
山や銃について初めて知ることもあるので、結構この漫画は面白いですね。
エゾヒグマの狩猟は過酷で危険だけど、その駆け引きが面白い
ヒグマがいるのは、やっぱり険しい山の中なんですね。ヒグマの狩猟自体も体力、時間、天候が狩りにおいて左右されるわけです。自然からすると人間側がかなり不利なんです。
それにヒグマは一発で死にません。
読んで知りましたが、ヒグマは脳が小さく、心臓も分厚い筋肉に囲まれているため、1発仕留ることができないそうです。仕留めるにはせいぜい3発かそれ以上。
なので、弾を撃ったとしても最悪、返り討ちに遭うことがある、かなり危険な職です。
射撃場の社長からは「あの女と一緒にいると死ぬぞ」と言われるくらいです。
そんなチアキさんはヒグマを仕留めたいことから、2人で飲んでいる時に「伊藤さんが死んでもいいから狩りがしたい」と言うまで言って狩猟していました。
危険な目に遭いながらも狩りをするクマ撃ちに対するチアキさんの熱意が伝わります。
ヒグマとの命の駆け引きをしていることから、このヒグマとの駆け引きは、この漫画最大の魅力で面白いコマというかシーンでした。
まとめ
クマ撃ちの女 2巻はこちらから