【感想】『東京貧困少女。』 1巻の感想とあらすじ お金に苦悩する女性たちの物語

東京貧困少女。
画像出典:『東京貧困少女。』1巻より

今回の記事は、 原作:中村淳彦 作者小田原愛『東京貧困少女。』1を読んだので、あらすじと読みどころやネタバレあり含めた感想を書いています。

この漫画のネタバレ含んでます。これから読む方は注意してください。

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『東京貧困少女。』1巻


あらすじ・内容

貧困は他人事ではない。

東洋経済オンラインで12000PVを突破した人気連載、待望のコミカライズ!

奨学金という名の莫大な借金に苦しむ女子大生。壮絶なパワハラ・セクハラが横行する職場に耐える派遣OL、明日の食費にも事欠く高学歴シングルマザー、この現実は決して他人事ではないーー

引用:Amazon商品紹介ページ 東京貧困少女。』(1)

『東京貧困少女。』1巻感想

東京貧困少女を読んでみましたが、大学生活に苦しむ女性やパパ活をせざることになった女性、ホストに騙されて風俗で働くことになった女性などの貧困に苦しむ女性をそれぞれ描いたお話でした。

コロナの渦中でいま実際の大学生たちの身に起こっている悲しい現状が分かった漫画でもありました。

お金に苦悩する女性たち

この漫画に出てくる主人公たちは、勉強と部活と恋愛に苦悩する女子大生生きるためにはパパ活する女子大生ホストに騙されて身体を売る女性など、生きるためにお金が必要な女性の苦悩を描いた漫画です。

彼女たちが経験した、「誰にも悩みを相談できない辛さ」「若い頃は苦労してきたと言われ、理解されない苦しみ」「大人の汚さ」など読んでいて、彼女たちの辛さや苦しみなどが伝わっていくような感じがしました。

彼女たちが生きるためには昼間の仕事だけでは足らない

この漫画に出てくる彼女たちは昼間の仕事ではお金が足りないことから水商売で働くことになり、客から「物のような扱い」を受けながらも働くことになります。

読んでいて、本当に辛さが伝わってくるような感じで、1話目の広田優花は「大学生活のお金の苦悩」から大学生活を満喫するために昼間は勉強、部活夜は風俗店で奉仕するという、まるで二足の草鞋のような生活を送る女子大学生の話もあります。

新生活を始めるにしてもお金が掛かる、東京で一人暮らししてもお金が必要ですし。世の中を出るには奨学金という借金があるわけですね。本当不条理です。

東京貧困少女の1話目の衝撃はとにかく凄かったですね。それに他の話も読んでいて、彼女たちの苦しみや辛さが伝わるような話でした。

現実を知らない大人たち

この漫画に出てくる大人たちは、彼女たちが苦悩している現実を知らなく、親だったり、中高年のサラリーマンにしても「若い子はこれだけでお金がもらえる」「遊ぶ金欲しさで働いている」「若い頃は苦労していた」などお金がもらえることで説教したりして、彼女たちが置かれている現実を知らない人ばかりでした。

中にはお金がないということにつけ込んでお金を払って行為する大人もいました。

この漫画を読んでいて、やはり昔の時代と今の時代を錯誤している人たちが多くいるということですね。そんな身もふたもないような言われても、それでも彼女たちは生きるためには働くしかないようです

彼女たちの現状を理解できる人たちが増えて欲しいと思いました。

まとめ

たしかに彼女たちがしていることは悪いことではないだけれど、無理をしているみたいで可哀想です。

できないのであれば諦めること、なにかしら工夫して妥協することも大切ということを伝えてあげたいと思いました。

でもやはりこうなる前に信頼できる誰かに相談して欲しいような気がしました。彼女たちに救いがあって欲しいと思いました。

 

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