今回の記事は、マガジン連載作品 著者:裏那 圭/晏童秀吉『ガチアクタ』第1巻を読んだので、考察、ネタバレ含めた感想を書いています。
※この漫画のネタバレ含んでます。これから読む方はご注意してください。
『ガチアクタ』1巻あらすじ
内容・あらすじ
犯罪者の子孫たちが集められたスラム街で、差別を受けながらもゴミを拾って暮らすルド。だがある日、身に覚えのない罪を着せられ、誰もが恐れる「奈落」へと落とされてしまう。その奈落で、ルドは世界の真実を垣間見、物に命を与え力を引き出す能力を発現させる。世界がどれだけ強くても自分の価値を他人にだけは決めさせない。敵は「常識」「権力」「差別偏見」超絶怒濤のバトルアクション開幕! すべては「クソみたいな世界」を変えるために――!!
Amazon商品紹介ページ:『ガチアクタ』より
感想・考察
富裕層と貧困層に分けられた世界のスラム街に住む主人公ルド。
富裕層と貧困層に分けられている世界。
そんなスラム街の出身者を”族民”と避けているのが、この世界の風潮。そんなスラム街に住むルドは、捨てられたゴミを拾い、修理して売るのが日課。周りからも「殺人鬼の息子」と言われながらも、親代わりのレグトと共に暮らす日々を送っていました。
物語からしてルドが周囲から「殺人鬼の息子」と言われるのは何かありそうですよね。腕の包帯があるといい、手のグローブといい、気になる点ばかり。実はスラムに追いやれた科学者の息子とか?あり得そうです。もしかしたら、手先の器用さは親譲りなのかもしれませんね。
無実の罪で奈落に落とされる。
ルドがウチに帰ると何者かに刺されたレグト。レグトは助からないことから最期、ルドに「世界を変えて欲しい」と懇願し絶命。ルドは返り血がついていたことから無実の罪に問われ、「奈落」と呼ばれる“大穴”に生きたまま処刑されてしまいます。
ルドは富裕層と貧困層問わず周囲から「汚れは奈落へ」と言われ、さらに幼なじみのチフにも裏切られたことから周囲を恨み憎み、奈落の底へ落とされてしまいます。
なにも悪いことしていないのにこれは結構強烈でした。何者かに親代わりのレグトを殺されてる、無実の罪に問われたルドが可哀想になってきますね。
幼なじみに信じてたのにと言われるのは「あーマジかよ…」ってなりますね。ルドがスラム街に帰ってきたときには和解して欲しいですね。
真犯人の謎の仮面もレグトを殺害した時に、”謎の本”を途中に落としていたことから、何かレグトとルドの父に関係していそうな予感がします。殺人で処刑されたこともフェイクとか。
なんかありそうですよね。
もしかしたら、あの男は昔、元仲間だった可能性もありそうですね。
ルドが初めて見るゴミの世界。掃除屋・エンジンと出会う。
奈落の底に落とされてしまったルド。ルドの目の前には捨てられたゴミがそこらじゅうにある世界が広がっていました。
ルドは下界(地上)で”班獣”呼ばれるゴミの怪物に襲われていたことから、掃除屋・エンジンに助けられてことで出会います。
そんな地上はゴミが広がる世界で悪臭(毒ガス)が蔓延している世界。そんな地上の人たちはルドを住む世界を”天界”と呼んでいて、日常的にゴミを落とされていることから相当天界人を憎んでいました。天界人は生きていても死んでいても売れるんだこと。
なので、生きているルドを見たことから地上の人たちは、「ルドのことを〇してやりたい」「憎む奴に高く売れる」「遊んで暮らせる」と喜んでました。
地上を荒らされた人々は、結構狂気に満ちてましたね。ちなみにエンジンはルドの衣服を売って、ご飯を食べさせてました笑 下界はルドが考えている以上に厳しい世界のようです。
ルドがいたスラムよりも厳しい世界ですね。
能力が覚醒し掃除屋になる。
ルドが物に命を与える能力”人痛者(ギパー)”が使えることからエンジンに「掃除屋の逸材」と見なされて共に行動することになります。ルドは掃除屋のメンバーになることになります。
ちなみにエンジン曰く、ゴミには色々な思念が混じっているらしく、そういった思念が下界にてさまざまな現象や班獣といった怪物を生み出していると言い、「大事な物こそ力が込められているんだ」と言ってました。ツクモ神的なことですよね。
ということはルドと同じように掃除屋のメンバーも敵も能力が使えるということですね。これから増えるキャラクターに注目ですね!
天界と下界なので神と天使と人間、悪魔とかがモチーフなんだと思いますね。
まとめ:ガチアクタ 1巻 感想
以上、『ガチアクタ』の1巻 感想でした。
物を大切にしたくなりそうなお話でしたね。
第1巻だけあってまだまだ謎の多い作品ですが、これからどんどん面白くなりそうです。
この世界を変えてほしいと言っていたことからレグトはなにかを知っていたんじゃないか?と考えられますね。だから口封じされたという考察が進みそうです。
第2巻の発売が楽しみですね。

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